パティトゥッチの弾き方! | 府中人 府中の賃貸不動産屋で働く社長のblog/ネット不動産奮闘記

パティトゥッチの弾き方!

先日の投稿は色んなベーシストを取り上げて、内容が少し散漫に感じになっちゃったので、今日は6弦の名手パティトゥッチ。

あくまでもボクは奏法研究家なんで同じようには弾けませんからね。
経営評論家が会社を起こしたらすぐ潰れちゃった、、、みたいなもんだからね。(笑)

ベースで6弦を弾こうと思うと彼を真っ先に研究すると思うんだけど、これがまたかなり特徴があってね。



初期の頃、DCIから教則ビデオを出している頃は、上腕をボディに固定、腕が滑らないように着衣の袖はめくり上げておくんだ。
逆に滑らせたい場合は着衣をそのままにしておくのも手なんだけど、右手は安定はしないよね。

親指はフロントの前、6弦の上に固定して大きく開く感じ。高音弦に行くに従い指が届かないから6弦がしなるんだよね。
教則の解説では薬指を5弦、小指を6弦にセットしてミュート。(ないしは5弦4弦と移動)
親指と薬指、小指をちょうどブランコの支柱みたいな感じでツーフィンガーが揺れる感じだよね。
チカラのベクトルは右手腹方向、ないしは若干右、親指が無い方向に蹴る感じです。

とにかく、親指が開くのでツーフィンガーが蹴る方向には親指が無い奏法です。
ただね、さっきの薬指、小指のミュートも興奮してきて、目一杯早弾きが始まる完全に無視。
折りたたむような感じで(ギュと完全には畳んでない。)弦からは浮いちゃってます。



少し経ってチックのトゥーザスターズが出た頃はこの奏法に一時変化がありました。
写真のような親指側面を低音弦に当ててミュートする弾き方。
最近の映像を見ると、また昔の弾き方に戻って来ているようなので、一流プレイヤーでも日々悩んでるのかもしんないね。(^^;)

あと、ランプは決して使わない、ツーフィンガーのフリの根本は指の付け根(第三関節)じゃなくて第二関節あたりから動かしてるのが特徴。

こう見ていくとそれまでの常識とはちょっとかけ離れた弾き方かもしんないけど、上手いから何も言えないよね。

でも、16の刻みとかは結構、指任せに弾くところがあって、リズムが先走っちゃうところがあるからグルーヴ系は決して上手くないよ。

ここは人間を感じてまた好きなんだ。みんなも研究してみてね。

ちなみに、こちら3冊、真ん中はソロのコピー譜、弊社1階図書室に置いてあるから、いつでも見に来てね。